今使っている爾改の構築です
8人大会で 2-0-1
12人大会で4-0 3-0-1 3-1
したデッキです。

使用レシピ

羅石 コランダム 2
☆幻獣 コマリス 4
☆サーバントo 4

羅石 ヒスイ 4
手弾 アヤボン 3
羅植 カーノ 4
羅植 マリゴールド 4
☆サーバントD 4

☆サーバントT 3

硝煙の気焔 2
THREE OUT 2
☆着植 4
☆超損 1

花代 零
花代 壱
轟炎 花代爾改
再三再四
全身全霊
大器晩成
チャージング 4


世間では爆発アヤボン構築で知られている構築です。
フィニッシャーに「大器晩成」を据えた赤緑になっています。

デッキの概要
アヤボン軸の構築は、身内周りでは「お祈り型」と呼んでいました。かくいう自分も最初の印象は「お祈り」でした。
理由は単純明快で、早い段階で「大器晩成」を撃ち、アヤボンによってライフクロスを4枚以上削る行為は相手のライフバーストによって詰みやすいというはっきりとした欠点がある事にあります。

先の記事にもありますが、よほど余剰リソースが無い限り、速攻デッキは相手のライフバーストをケアしながら動く事はほぼ不可能です。ましてやダブルクラッシュに依存する場合は尚更です。

従って、この構築は「大器晩成」を撃ち込む際に相手のライフクロスを3点以下に抑える事と、相手のレベル4シグニに対応できる事を念頭に構築しました。


基本的な動き
序盤は手札と相手の意思表示によって、プレイ方針が変わってきます。
方針を定める基準は、「大器晩成」を何ターン目に撃つ事を目標に据えるか
です。CIP能力持ちの枚数、カーノ・硝煙の枚数、着植の有無で変わってきます。

先攻を取った場合、相手のルリグが赤で無い限りグロウのみを行いターンを返します。ここで後攻時に2点以上の攻撃を受けたなら3ターン以内に「大器晩成」が打ち込めます。
逆に白を中心に、ゼロアタックの可能性もあります。その場合は「大器晩成」を打ち込める機会は後の方になるでしょう。

相手のレベル4シグニに対しては、コマリス+α もしくはコランダム+緑の盤面を築きましょう。基本的なアタッカーは緑シグニですので、自身のエナ次第では「着植」を素撃ちすることも考えてダメージを入れていきます。

各カード解説

「羅石 コランダム」
「羅石アメジスト」との二択で、私はこちらを選択しました。「アメジスト」は1ターン目ないし2ターン目でしか機能しないのに対し、「コランダム」は終盤までその威力を発揮します。
序盤は「カーノ」とセットで置くと、「チャージング」一枚でカーノ効果が起動できる他、終盤容易に12000/12000/10000のラインが形成でき、白の布陣に対しての回答をアドバンテージの損失無く用意できるため非常に強力です。


「幻獣 コマリス」
打点パンプ効果は非常に優秀で、「硝煙の気焔」とも相性が良いです。
「着植」を撃つ際の「アンシェント・サプライズ」対策にも有効ですし、カーノ効果の起動キーにもなり得ます。
緑シグニですので自身も「着植」に対応している他、貴重なLB要員でもあります。

「羅石 ヒスイ」
最近の低レベル帯はパワーラインが低く、環境に多い白と緑がレベル2帯の採用枚数が著しく少ないため活躍できる頻度は高いです。終盤は腐り札になってしまいますが最低でも一枚以上は引きたいカードのため、少々多すぎると思いながらも4枚採用しています。このカードと「羅植 カーノ」で序盤の盤面を空けます。

「手弾 アヤボン」
このデッキの軸…という訳ではありません。フィニッシャーとして一枚握ることが出来れば良いため3枚の採用となりました。
活躍機会が一度しかない事からも、このカードの抱える問題点は多いですが、最終版面で相手のLBをケアできる可能性を大いに含んでいるため不採用にはなりませんでした。

「羅植 カーノ」
こいつがこのデッキの軸になります。アタッカーとして、また、除去カードとして最後の最後まで活躍できる一枚です。
除去能力の起動には他のリソースが必要になりますが、このデッキには能力を起動するためのギミックになり得るリソースが豊富ですのでまず間違いなく腐り札にはなりません。
余談ですがこのデッキの中でアークゲインおばさんを最も撃墜しているカードです…

「羅植 マリゴールド」
メインギミックに絡むカードになります。基本的に最低1回、状況に応じて2回効果を使用します。
爾改における「カーノ」とのシナジーはかなり有名で、自身もパワー10000を発揮してメインのアタッカーとして機能します。

「硝煙の気焔」
優秀な除去スペルです。除去の他にエナ補充に使えるため、「大器晩成」他様々なギミックに必要なエナを蓄える機能はとても使い勝手が良いです。これと「カーノ」の存在が、早期に「大器晩成」を打ち込める要因を作っています。

「THREE OUT」
必要な「ヒスイ」「カーノ」「マリゴールド」を引き込むために採用しました。
対白戦では終盤の手札消費が激しい事と、「カーノ」を使うとボード上のリソースが減少するのでそれを補充する役割や、引きムラを軽減する役割も持っています。
ただし必須かと言われるとそうでもないので、採用は好みに依るでしょう。

「着植」
このデッキの最大の特徴です。
従来の爾改ではLB専用カードの中で最も強力なものとして使われていました。今回もLBから出てくる役割が中心でありますが、前回よりも凶悪度が数十倍になっています。
理由はこのデッキのアタッカーにあります。「カーノ」「マリゴールド」「コマリス」を各4枚搭載している最大の理由が、このカードに対応しているという非常に強力なメリットになっているからです。

現環境で最も流行している防御アーツの「アンシェント・サプライズ」を殆どの確率で無視してライフを取りに行くというメリットが有るほか、黒に搭載されているLB「エニグマ・オーラ」のケアができます。

そして白に対しても非常に強力で、アークゲインが立っている上からライフを取りつつ、爾改ルリグ効果と併せてゲームエンドを狙える唯一のカードです。

防御アーツを搭載していないため「大器晩成」とルリグ効果以外でのエナ消費が見込まれないこのデッキのエナ消費先になります。
次ターンの自分側エナ枚数に応じて、「大器晩成」を撃つ前ターンに撃って確実にキル圏内へ引きずり出すという使い方もできます。

「超損」
深刻なLB不足に悩まされている爾改で、このカードは「落星の炎球」よりも強力なLB要員になります。
対緑・青・黒戦ならば素引きしても打ち込める機会は必ず訪れるでしょう。実質2エナ消費で1体をバニシュすると考えて撃ち所を決めます。対白でも「エナジェ」をバニシュしてゲームエンドに持って行けることもあります。

「サーバント」
序盤のサーバントは完全にエナ要員です。有色カードがいずれもメインギミックに絡む為、初ターン、2ターンで必須の赤エナ2枚を確保するために使います。
対赤や白ではサーバントによるガードも行います。特にミラーマッチでは「アメジスト」の不在からダメージレースに負けることが多く、不意のガードや急所での「サーバントT」は協力です。


「再三再四」
3ターン以内に「大器晩成」を撃ち込むとき以外は大抵使います。特に対白戦では必須カードで、失ったリソースを補充したり、「着植」を撃ち込む際の緑シグニ確保をします。ゲームを決める際に「アヤボン」を必要とする場合、回収のために「大器晩成」と同一ターンに撃つ事もあります

「全身全霊」
現状ではミラーマッチ以外での使用は見込まれないカードです。最優先でマリゴールドの効果で切られます。
個人的な評価としてこのカードは、特定デッキ以外に搭載するのは弱いんではないかと考える位には低い評価です。ここの枠は正直どのカードでも良いと思っています。自分の居る環境に応じて変えていく事が望ましいです。

「大器晩成」
言わずと知れたキーカード。これがないと(白を除いて)お話になりません。
過去に一度、「アンシェント・サプライズ」をケアする為だけに白に撃った事が有りますが稀な例でしょう。

「チャージング」
このカードによって「大器晩成」の最速撃ち込みが可能になっています。「マリゴールド」2枚とこのカードによって、「烈情の割裂」でエナが4枚に減っても即座に8枚のエナを蓄えて「大器晩成」を打ち込める状態を作り上げます。
しかし爾改のメリットである『アーツを7枚使える』という部分を殺している要因でもあると考えています。このカードの存在が実質3枚しかアーツを搭載できない事になっているという視点で考えると、すこし勿体ない気もします。


晩成型の今後
爾改構築に別のフィニッシャーが登場しない限り、爾改と「大器晩成」は切り離せない存在になると思います。
しかしながら、可能な限り薄めたもののやはり「お祈り」に頼っている部分が有ることは否めません。
より対応力が強化された構築がいつかは見つかると思いますし、爾改は構築の幅が非常に広範囲であることから、構築次第では1弾発売ルリグの中で最後まで生き残る可能性を大いに秘めています。


ウィクロスはアニメ発ゲームであることから、まだまだトーナメント環境というものが確立されておらず、ゲーム性に対してプレイヤーの本気度が他のカードゲームに比べると薄い印象があります。
その中で、『爾改』というテーマを使ってより高い質のゲームができたら、と内心思っております。
非常に良く考えられたゲームなので、これからも末永く盛り上がっていってくれたら嬉しいです。

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